診療科について

2015年度 嶋田 病院指標


当院の特性について知って頂くため、DPCデータから全国統一の定義に基づいた指標を公開しています。
対象は2015年度(2015年4月1日~2016年3月31日)に当院を退院された患者さんです。
24時間以内の死亡、事故、労災等の方は含まれていません。

※-(ハイフン)は10症例未満

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 31 41 72 101 174 418 668 930 344
2015年4月1日~2016年3月31日の間に当院を退院した患者さんの、入院時点の年齢を10歳刻みで集計しています。
産婦人科、小児科を有しておりませんので、0~40代の患者さんは少ない傾向にあります。

当院は救急に力を入れており、脳梗塞や急性心筋梗塞などの緊急性の高い疾患に24時間365日対応しています。
「救急科」「実績→救急車台数」

脳梗塞の治療では、小郡地区で初めてrt-PA(血栓溶解療法)を実施しました。
専門医による迅速な診断、治療が可能です。
「神経内科→脳卒中(脳梗塞)」

 急性心筋梗塞に対して、心臓カテーテル治療を行っています。
2015年11月に心臓カテーテルセンターを新たにオープンさせました。
「循環器内科→心カテセンター」
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 34 6.5 9.2 3% 74.1
060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 28 4.4 7.8 4% 60.4
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 16 12.6 18.6 13% 74.1
当院消化器外科で治療した症例で最も多かったものは腸閉塞です。腸閉塞の原因としては、何らかの手術の既往がある癒着性腸閉塞が多いのですが、当院で手術した症例だけでなく、他院で手術された患者さんも受診されるため多くなっています。2位は胆のう炎や胆石に対し、腹腔鏡下胆のう摘出術を行った症例、3位は結腸癌に対し、腹腔鏡下結腸切除術を行った症例です。
当科の平均在院日数は全国平均よりも短い傾向があります。これは、医師ばかりでなく看護師、リハビリ、栄養士、ソーシャルワーカー等のスタッフがチームとして治療に携わっている結果だと考えられます。
転院率(退院後に他の病院に引き続き入院された割合):上記疾患では、元々、慢性期の病院に入院されており、治療後にその病院に戻った方がほとんどです。
「消化器外科」
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 27 10.0 15.2 19% 71.5
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 16 2.0 3.3 0% 70.3
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 15 15.1 22.5 20% 74.8
呼吸器外科では、上記の肺炎や肺がん以外に、気胸、膿胸、肺化膿症など外科的呼吸器疾患全般を診療しています。
2位の肺がんは、気管支鏡や気管支ファイバースコピーを用いて検査を行った症例です。
2015年度から呼吸器外科の医師が入職し、肺切除などの外科的治療を行っています。
また、早期発見・早期治療・予防にも力を入れており、肺CTによる肺がんドックや、肺がん予防セミナーも開催しています。
「呼吸器外科」 「健診センター」 「健康教室」
血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx97xx0x 静脈・リンパ管疾患 86 2.2 3.6 0% 65.1
050163xx99000x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 11.1
080011xx99xxxx 急性膿皮症 12.3
当院の血管外科では、下肢静脈瘤を主に診療しています。
レーザーやラジオ波を用いた焼灼術を行っています。現在は入院せずに、日帰りで手術ができるようになりました。
2015年11月には、日帰り手術センターも新設し、遠方からもたくさんの患者さんがいらっしゃっています。
「血管外科」
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折(人工骨頭挿入術あり) 93 23.6 30.3 38% 82.4
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)(手術・副傷病なし) 60 14.5 22.5 32% 79.8
160800xx99xx0x 股関節大腿近位骨折(人工骨頭挿入術あり)(手術・副傷病なし) 21 12.8 18.2 29% 84.1
大腿骨近位部の骨折に対し手術を行う症例が1位です。
2位は胸椎・腰椎(背骨)の骨折の手術なし、3位は大腿骨頚部骨折の手術なし症例です。
当院ではリハビリテーションに力を入れています。
1位の大腿骨頚部骨折は急性期での治療(手術等)を平均23日程行い、その後は回復期リハビリテーション病棟に転棟し、
日常生活自立度の向上にむけて集中的にリハビリを行います。
「整形外科」 「リハビリテーション科」

高齢になり骨がもろくなると、少しの衝撃で骨折しやすくなります。当院では、骨折予防にも取り組んでおり、健康教室、骨ドックを行っています。
「骨粗しょう症」「骨の健康教室」「骨ドック」
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満)(手術なし・エダラボン有) 82 14.4 18.9 13% 76.3
010230xx99x00x てんかん(手術・処置なし) 20 4.6 7.3 5% 50.1
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)(手術・処置なし) 16 14.6 20.8 6% 71.4
脳神経内科の主な疾患は、脳梗塞とてんかんと脳出血です。
脳梗塞は、エダラボンという脳を保護する薬剤を使用した治療です。
エダラボンは脳梗塞発症後24時間以内に投与が必要で、投与が早ければ早いほど脳の障害を最小限に抑えることができます。
さらに、発症後4.5時間以内で、対象となる患者さんには、rt-PA(血栓溶解療法)が可能です。これにより、脳血管に詰まった血栓を溶かし、脳血流の改善が期待できます。 
「脳卒中(脳梗塞)について」

当院は、急性期病棟のほかに回復期リハビリテーションも有しています。急性期治療が終わると、回復期病棟に移り、集中的にリハビリを行います。
てんかんの治療は、抗てんかん薬の量を調整して、適切な投薬を行います。
脳出血は、血圧をコントロールしこれ以上出血が広がらないように、再発防止を行います。
「神経内科」
糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 84 16.0 22.5 14% 84.5
100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 83 14.1 16.1 1% 69.0
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 43 14.5 15.2 5% 74.7
糖尿病内科では2型糖尿病を中心に、高齢者に多い肺炎を主に診ています。
誤嚥性肺炎は、嚥下機能(食事や水を飲み込む力)が低下し、誤嚥することによっておこる肺炎で、高齢者に多い疾患です。
脳卒中やパーキンソン病の後遺症として嚥下障害がある方も多い事から、当院の神経内科にて、嚥下外来を行っています。
「摂食・嚥下障害」 「嚥下外来」

2型糖尿病は、日頃外来通院している患者さんの血糖コントロールがうまくいかなくなった場合に教育入院を行っています。
食事指導、インスリン手技指導、糖尿病教室への参加等により、普段の生活でうまく糖尿病と付き合っていけるようにお手伝いしています。 
「糖尿病内科」
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎(局限性腹腔膿瘍手術等あり) 45 10.7 11.7 13% 78.9
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍(内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術あり) 28 5.4 9.8 4% 74.2
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎(手術・処置なし) 17 5.4 5.6 0% 56.2
消化器内科では、胆管結石や胆管炎に対する内視鏡を使った手術を行う症例が1位です。
2位は胃癌の内視鏡的切除。3位は腸炎です。

がんは早期発見・早期治療が重要です。胃癌でも早期発見をすれば、お腹を開かず内視鏡(胃カメラ)で手術できます。
当院は患者さんに安心して暮らして頂くため、早期発見・早期治療・予防に力を入れています。
「消化器内科」 「がん対策委員会」
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全(手術・処置なし) 93 13.4 18.9 4% 83.4
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎(手術・処置なし) 54 15.8 22.5 17% 83.7
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患(心臓カテーテル検査あり) 42 2.1 3.1 0% 74.3
循環器内科では、高齢者の心不全、狭心症を多く診ています。
心不全は再発を繰り返す病気です。日頃の、内服、塩分・水分の摂取量等コントロールが重要です。
自宅や施設でもなるべく再発しないように、患者さんや家族へ指導を行ったり、退院後の訪問看護で、きちんとコントロールできているか確認したりしています。
3位は狭心症に対し心臓カテーテル検査を行った症例です。
その他、急性心筋梗塞への心臓カテーテルによる冠動脈形成術も行っています。(血管の詰まりを改善する治療)
「循環器内科」 「心臓カテーテルセンター」
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 29 - - - 10 3 第7版
大腸癌 13 - 15 23 - 14 2 第7版
乳癌 - - - - - - 第7版
肺癌 14 - - 26 - - 第7版
肝癌 - - - 12 - 16 2 第7版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
Stage(病期)は、治療について検討する際にがんの状態を知るための指標となるもので、
がんが体の一部分にとどまっているか、広い範囲に広がっているかの「目安」になります。
日本で多い5つのがんの当院でのStage別患者数です。
当院では、StageⅣが多く70件、ついでStageⅠの59件となっており、早期のがんと進行がんが共に多い傾向にあります。
早期がんが多い理由は、当院が疾病の早期発見・早期治療に力を入れているからです。
この地域での胃がん、大腸がん、肺がんなどの患者さんをより早い段階、治癒可能な段階で診断できるように努力を続けている結果だと考えています。
「がん対策委員会」

進行がん(StageⅣ)が多くなっている理由は、当院は緩和ケア病棟(14床)を有しており、近隣のがん拠点病院からの紹介も多くあるからです。
緩和ケア病棟や緩和ケア外来では、がんに伴う痛みや苦痛、こころのつらさなどを和らげ、その人らしい時間を過ごして頂けるようにサポートしています。
「緩和ケア」
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 17 7.6 50.4
重症度 1 38 10.5 79.9
重症度 2 21 18.2 79.8
重症度 3 - - -
重症度 4 - - -
重症度 5 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、入院中や施設入所中などを除き、通常の社会生活をおくっている人に起こる肺炎のことです。
市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システムを用いています。
重症度は5つの因子(年齢、血圧等)の該当数により分類され、重症度別に適切な治療の場が設定されています。

・重症度0(軽症):外来治療
・重症度1,2(中等症):外来または入院
・重症度3(重症):入院治療
・重症度4,5(超重症):ICU入院

当院に入院された市中肺炎の患者さんは、中等度(外来または入院で治療する)が多くいらっしゃいます。
このような患者さんに対し当院ではインフェクションコントロールドクター(感染制御の専門知識を有する医師)、
感染管理認定看護師、薬剤師が積極的にかかわっています。

抗菌薬を適正に使用するように、痰の染色検査(グラム染色:顕微鏡で痰の中の細菌を確認する)を基に肺炎の原因となっている菌を想定し、その患者さんに最も有効と思われる抗菌薬を選択しています。
培養、薬剤感受性試験(採取した菌にどの種類の抗菌薬が効くか)の結果を確認し、患者さんの症状と併せて治療を行っています。
「福田医師」「感染症対策室」  
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 160 19.9 78.2 26.3%
その他 17 10.8 75.4 29.4%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
ICD10とは、死因や疾病の国際的な統計基準として、世界保健機関(WHO)によって作成された分類です。
脳梗塞とは、脳を栄養する動脈の閉塞、または狭窄のため脳虚血をきたし、脳組織が壊死または壊死に近い状態になることを言います。
ここでは、脳血管に閉塞、狭窄を起こすものについて、患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を見ています。
「3日以内」は発症後間もないこと、「その他」は発症から時間が経っている事を意味しており、
これにより発症してすぐ受診されたのか、少し時間が経って受診されたかが分かります。
   
当院は脳梗塞(完全に脳血管が詰まったもの)3日以内が最も多くなっています。
それは、神経内科の専門医がおり、夜間や休日でも専門的な診断、治療ができる体制を整えているためです。
さらに、救急隊と定期的に事後検証会を開催し、情報共有を図っているため、救急隊と密な連携をとれていることも理由です。
脳梗塞の治療は「タイムイズブレイン」と言われるほど時間との勝負です。脳機能の損失は、時間に関係しています。
発症後4.5時間以内であれば、当院でrt-PA(血栓溶解治療)も可能です。

このような急性期の治療が平均19.9日で終わり、あとの日数を回復期リハビリテーション病棟で日常生活に戻れるようにリハビリを行います。

「神経内科」「回復期リハビリテーション病棟」「入院におけるリハビリテーション」
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 42 0.9 4.5 5% 63.8
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 20 2.8 8.7 10% 73.2
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 16 1.0 2.4 0% 39.0
当院で最も多かった腹部手術は、胆のう炎や胆石症に対する、腹腔鏡下胆のう摘出術です。次に多い手術は大腸(結腸)癌に対する腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除、次いで虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術です。
消化器外科では、体にやさしく早期に普段の生活に復帰できる腹腔鏡を使用した手術を第一選択にしています。
転院率(退院後に他の病院に引き続き入院された割合):上記手術では、元々、慢性期の病院に入院されており、治療後にその病院に戻った方がほとんどです。
「消化器外科」
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 11 1 13.1 0% 76.1
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 10 23.3 28.7 90% 77.1
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
肺がんに対し、胸腔鏡を用いて、肺切除を行う胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術が1位です。
胸に数か所の穴を開け、そこからカメラや器具を挿入して行います。
3位の胸腔鏡下肺切除術は気胸などの肺のう胞を切除する手術です。
胸腔鏡下手術は、体への負担が少なく、術後の痛みが少ないため、早期回復が期待できます。
「呼吸器外科」
血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 85 0 1.2 0% 65.0
K620 下大静脈フィルター留置術 - - - - -
K0842 四肢切断術(下腿) - - - - -
1位は下肢静脈瘤のレーザー治療、ラジオ波治療です。
血管の中に細い管を入れ、弁が壊れ静脈瘤の原因となる静脈を焼灼し、静脈瘤は切除しています。この手術は傷口が目立たない、日常生活への復帰が早いなどメリットが多い治療です。
2012年度からレーザー治療をスタートし、現在は日帰り手術も行っております。
「血管外科」
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 72 3.4 35.8 38% 83.3
K0811 人工骨頭挿入術(股) 21 6.7 45.6 38% 79.4
K0462 骨折観血的手術(前腕) - - - - -
1位は、多くは大腿骨近位部骨折に対し、ネイル、スクリューなどを用い、固定を行う手術です。
2位の人工骨頭挿入術は、多くは大腿骨頚部骨折の不安定型に行う手術です。
急性期での治療(手術等)が終わると、回復期リハビリテーション病棟に転棟し、
日常生活自立度の向上にむけて集中的にリハビリを行います。

「整形外科」「回復期リハビリテーション病棟」「入院におけるリハビリテーション」
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 26 24.6 40.1 58% 78.7
K386 気管切開術 - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
神経内科では、胃瘻造設術が最も多く行われています。
これは、嚥下能力(食べ物や水を飲みこむ力)が低下し、口から食事が摂れなくなった場合、胃に食事を入れる穴を開け、直接胃から栄養をとる方法です。
脳梗塞やパーキンソン病など、神経内科の疾患から嚥下障害を起こすことが多いためです。
外来で嚥下の専門外来も行っています。

「神経内科」「摂食・嚥下障害」「嚥下外来」
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 32 2.8 12.5 13% 77.5
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 26 0.0 3.6 4% 74.3
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 24 2.3 6.8 16% 77.2
癌などで胆道が狭窄し、胆汁が流れなくなると、閉塞性黄疸になります。
そこで狭くなった部分にステント(金属の筒)を置き、狭窄を解除する手術が1位です。
2位は胃・十二指腸のポリープ切除術、3位は十二指腸乳頭を切開することによって、総胆管結石を摘出するもので、
1位の胆道の流れをよくする手術の補助としても行われています。
いずれも内視鏡(胃カメラ)による手術です。
当院の内視鏡は、患者さんの苦痛を少しでも減らすため、静脈麻酔を用い、眠った状態で行っています。
「消化器内科」
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 21 3.6 12.1 5% 73.1
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 14 1.0 7.7 14% 79.4
K386 気管切開術 - - - - -
1位は急性心筋梗塞や狭心症に対し、詰まったまたは狭くなった冠動脈に、
ステント(金属の筒)を留置したり、バルーンで拡張したりして、血流を再開する手術です。

2015年11月に、心臓カテーテルセンターをオープンしました。
このセンターは、ICU(集中治療室)に隣接し、緊急心臓カテーテルが終わった後、すぐにICUへ入室できるように導線をスムーズにしています。
「循環器内科」「心臓カテーテルセンター」
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 21 0.707%
異なる 14 0.471%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
こちらの指標は、2015年度に退院した患者さんのうち、主に治療をした疾患が   
 1.播種性血管内凝固症候群
 2.敗血症
 3.その他の真菌感染症
 4.手術・処置等の合併症     
である患者さんの件数と、発生率を表しています。

発生率=入院中に最も治療した疾患が上記いずれかの患者さん÷2015年度に退院した全患者さん

これらは、病気が進行し、悪化している状態であり、決して良い状態とは言えません。
「同一」とは入院した時からこの状態だったもの、「異なる」とは入院した後にこの状態になった事を表しています。
例えば、尿路感染症(膀胱炎等)がきっかけで、菌が全身にまわり敗血症(全身性炎症反応症候群)に至った患者さんが、
すでに敗血症の状態で入院された場合は「同一」、まだ尿路感染症の状態で入院され治療中に敗血症になった場合が「異なる」となります。

臨床上、ゼロにすることはできませんが、医療の質の改善のため、入院後に重篤な状態になることは少しでも減らしていかなければなりません。
当院には、医療の質改善に取り組むTQM(Total Quality Management)委員会があります。
医師、医療安全管理、感染管理、褥瘡管理、栄養管理、クリニカル・パスの各担当者が中心となり、
病院全体の質改善活動を中心的に行っています。

◆播種性血管内凝固症候群  
様々な基礎疾患が原因で、血液の凝固反応が活性化し、全身の毛細血管に血のかたまり(血栓)が多発します。
その血栓によって血流に障害が生じ、腎臓や肺、脳などの多くの臓器に障害が起き、組織が壊死します。
進行すると、多臓器不全で死に至る危険性もあります。

◆敗血症
感染を引き金とした全身性炎症反応症候群です。血流に入った病原体(主に細菌)が免疫によって排除できず、全身に炎症が広がります。

◆その他の真菌感染症
真菌というのは、酵母やカビと言われるものです。これらは小さな胞子をまき散らし、繁殖します。
薬や病気による免疫機能低下がない限り、重症化することはまれです。

◆手術・処置等の合併症
手術や検査、処置が原因となって、起こる病気の事です。
合併症というのは、必ず起こるわけでもありませんが、どんな手術、処置でも起こる可能性はあります。
更新履歴
2016.9.26 12:29