診療科について

2021年度 嶋田病院 病院情報の公表


当院の特性について知って頂くため、DPCデータから全国統一の定義に基づいた指標を公開しています。
対象は2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)に当院を退院された患者さんです。
24時間以内の死亡、事故、労災等の方は含まれていません。

※-(ハイフン)は10症例未満

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 21 60 80 112 231 402 795 1,005 520
2021年4月1日~2022年3月31日の間に当院を退院した患者さんの、入院時点の年齢を10歳刻みで集計しています。 入院患者の平均年齢は74.6歳で、78.7%が65歳以上です。 産婦人科、小児科を有していないこともあり、もともと0~50代の患者さんは少ない傾向にありますが、 昨年度は新型コロナウイルス感染者の入院や発熱患者の診察を精力的に受入れ、20~30代の患者さんが大幅に増加しました。
「救急科」「実績→救急車台数」

脳梗塞の治療では、小郡・三井地区で唯一rt-PA(血栓溶解療法)しており、専門医による迅速な診断・治療が可能です。
「脳神経内科→脳卒中(脳梗塞)」

急性心筋梗塞に対して、心臓カテーテル治療を行っています。循環器科の医師およびスタッフのオンコール体制を確立しており、 夜間でも心臓カテーテル治療を必要とする患者さんに対応することができます。
「循環器内科→心カテセンター」

緊急内視鏡や緊急手術が必要な患者さんに対応するため、消化器内科、消化器外科でも24時間365日オンコール体制を整えています。 医師、内視鏡室看護師、手術室看護師等が患者さんの、もしもの時に備えています。
「消化器内科」「消化器外科」
住民の方々が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう 嶋田病院では急性期・回復期の医療提供だけでなく、在宅部門からの支援もあわせて地域包括ケアシステムの構築を目指しています。
「住宅型有料老人ホーム エミナス」
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(手術あり) 49 2.1 4.8 0.0% 71.8
060335xx02000x 胆嚢炎等(手術あり) 45 5.9 7.1 2.2% 63.2
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎(手術あり) 41 5.7 9.2 0.0% 79.1
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 19 6.9 9.0 5.3% 73.9
060150xx03xxxx 虫垂炎(手術あり) 19 5.0 5.4 0.0% 41.2
消化器外科では、患者さんの体に負担が少なく、早期回復が期待できる腹腔鏡手術を標準治療としています。
開腹手術に比べて患者さんの体の負担も少なく、術後の回復が早いのが最大の特徴です。
1位は腹腔鏡下でヘルニアを修復する症例、2位も腹腔鏡下で胆のうを摘出する症例です。
いずれも平均在院日数を見て分かるように、全国の平均よりも早く退院できています。
鼠径ヘルニアを放置してしまうと、腸の壊死や穿孔、腹膜炎まで進行し命に危険が及ぶ可能性があります。
太ももの付け根(鼠径部)にふくらみがある、または痛む、違和感がある場合は早めに受診しましょう。
当院では、消化器外科医、麻酔科医、及び手術室スタッフのオンコール体制を整えております。
診療時間内の緊急手術はもちろん、休日・時間外でも手術を必要とする患者さんに対応することが可能です。
「消化器外科」
血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患(手術あり) 35 2.0 2.8 0.0% 61.8
080010xxxx0xxx 膿皮症 11 8.9 13.1 9.1% 84.6
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 20.6
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷 19.3
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 16.9
血管外科では、下肢静脈瘤に対し手術を行った症例が1位です。下肢静脈瘤は、血管の病気の中では最も多いものです。
2012年にいち早くレーザーによる静脈瘤手術を導入しました。
その後2014年には、痛みの少ない新しいレーザー機器、2015年にはラジオ波機器を導入し、より痛みの少ない治療を行っています。
日帰り手術を基本としており、2021年度は外来にて180件の下肢静脈瘤手術を実施していますが、遠方の方・高齢の方など希望に応じて 1泊入院での手術も行っています。表内の35件は、入院して手術した方の件数です。
麻酔科医師、専門看護師、検査技師などチーム体制を図り安心して手術を受けて頂けるように心がけています。
「血管外科」
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折(手術あり) 130 51.1 25.3 16.2% 85.3
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷 29 23.8 19.9 48.3% 82.7
160760xx97xx0x 前腕の骨折(手術あり) 19 2.3 5.0 0.0% 71.9
160980xx99x0xx 骨盤損傷 17 21.9 19.0 41.2% 84.4
160800xx99xxxx 股関節・大腿近位の骨折(手術なし) 12 41.7 15.0 16.7% 81.5
全国の平均在院日数と比較すると、入院期間が長くなっていますが、これは急性期一般病棟~回復期リハビリテーション病棟を含めた在院日数のためです。
回復期リハビリテーション病棟とは、ADL(日常生活動作)の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。
急性期一般病棟だけの場合、以下の日数となっています。
1位:股関節・大腿近位の骨折(手術あり) 19.7日
2位:胸椎、腰椎以下骨折損傷 9.6日
3位:前腕骨折(手術あり) 2.3日
4位:骨盤骨折 10.8日
5位:股関節・大腿近位の骨折(手術なし) 9.3日
整形外科では、大腿骨近位部骨折(大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折)に対して手術を行った症例が1位です。
2番目に多いのは胸椎や腰椎の椎体骨折に対して保存的加療を行った症例です。
大腿骨近位部骨折では、手術を含めて急性期治療を平均19.7日行い、その後は回復期リハビリテーション病棟に転棟し、集中的にリハビリを行います。
「整形外科」「入院におけるリハビリテーション」
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、JCS10未満)エダラボンあり 95 27.1 15.6 3.2% 75.2
010230xx99x00x てんかん 42 9.4 7.2 9.5% 53.5
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(JCS10未満) 23 54.7 18.9 13.0% 69.7
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 20 24.0 8.3 10.0% 78.3
010060x2990421 脳梗塞(発症3日目以内、JCS10未満)(エダラボン・副傷病あり) 20 62.3 29.7 20.0% 86.3
脳神経内科の主な疾患は、脳梗塞です。1位の脳梗塞は、エダラボンという脳を保護する薬剤を使用した治療を行った患者数です。
エダラボンは脳梗塞発症後24時間以内に投与が必要で、投与が早ければ早いほど脳の障害を最小限に抑えることができます。
平均在院日数を全国と比較すると、27.1日と長くなっていますが、これは急性期病棟~回復期病棟を含めた在院日数のためで、 急性期病棟の平均在院日数は15.7日となっています。
発症早期からリハビリ介入を行いますが、治療後は速やかに回復期リハビリテーション病棟に移り、集中的にリハビリを行います。
また、当院ではrt-PA(血液溶解療法)の施行が可能で、24時間(どの時間帯でも)脳梗塞の診断・治療ができる態勢を整えています。
脳梗塞発症から4.5時間以内にしか行うことができない治療ですが、適応の方には速やかに治療開始し、 当院に入院した脳梗塞患者の8%にrt-PAを施行できています。
脳梗塞すべての症例を合わせると年間241件で、うち72%は小郡市・大刀洗町の患者さん、28%は久留米市、筑紫野市、筑前町など市外の患者さんです。
当該地域の患者さんをカバーするだけでなく、広域から脳梗塞の患者さんを受け入れています。

「脳神経内科」「入院におけるリハビリテーション」
糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(インスリンあり) 60 14.8 14.4 1.7% 68.9
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 32 11.8 13.1 6.3% 81.4
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 20 17.0 20.6 25.0% 87.9
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(インスリンなし) 11.2
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(インスリンあり) 13.4
糖尿病内科では、2型糖尿病の患者さんを主に診療しています。 2型糖尿病は、日頃外来通院している患者さんの血糖コントロールがうまくいかなくなった場合に教育入院を行ったり、 手術前の患者さんの血糖値コントロールを目的とした入院を行ったりしています。
食事指導、インスリン手技指導、糖尿病教室への参加等により、普段の生活でうまく糖尿病と付き合っていけるようにお手伝いしています。
嶋田病院は、当地域の糖尿病患者さんの合併症をゼロにすることを目指し活動しています。
その一環として、「糖尿病プロジェクトチーム」の医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・事務職員が連携し、 多職種から糖尿病治療にアプローチできる態勢を整えています。
また、地域のかかりつけの診療所とも連携しながら糖尿病の治療を行う「糖尿病連携パス」を運用しています。  
糖尿病は進行すると人工透析での治療が必要になるリスクが高くなりますが、 小郡市は、75才以上の人工透析へ移行する患者数が福岡県内で最も少ないです。
その他、糖尿病内科では、尿路感染症等の診療も行っています。糖尿病に合併する感染症の中で、最も頻度が高いのが尿路感染症であり、 重症化しやすいのが特徴です。重症化しないように適切な抗生物質を使用し、速やかに血糖コントロールを行って、早期退院を目指しています。
「糖尿病内科」「糖尿病教室」
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍(手術あり) 22 5.7 8.0 0.0% 72.0
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 21 6.0 7.7 0.0% 60.3
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎(手術あり) 17 5.2 9.2 5.9% 76.7
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(手術あり) 17 9.1 10.8 11.8% 80.2
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 14 6.4 8.8 0.0% 75.9
消化器内科では、食道・胃・大腸・胆管の疾患に対する保存的治療や内視鏡的治療を行っています。 総胆管結石症に対する内視鏡的結石除去や、胃癌を内視鏡的に切除する症例を多く取り扱っています。 癌は、早期発見・早期治療が重要です。胃癌でも早期発見をすれば、お腹を開かず内視鏡で手術することができます。
当院の内視鏡センターには、4つの検査室、8床のリカバリー室(検査後の観察室)、待合室、最新の内視鏡等を設置しており、 多くの方に検査や治療を受けて頂ける態勢を整えています。
2021年度は、胃カメラ実施数6,036件のうち0.8%、大腸カメラ実施数2,526件のうち1.9%の方でがんの発見に至っています。
「消化器内科」「がん対策委員会」
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患(心カテあり) 69 2.0 3.1 1.4% 70.8
050130xx9900xx 心不全 59 16.6 17.4 37.3% 85.8
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患(冠動脈形成・ステント留置あり) 48 2.1 4.4 0.0% 73.2
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患(心カテ+血管内超音波検査あり) 18 2.0 3.3 0.0% 73.4
050210xx97000x 徐脈性不整脈(手術あり) 14 9.4 10.2 7.1% 86.4
循環器内科では、狭心症や心筋梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症等の動脈硬化疾患、心不全、不整脈、内臓動脈瘤等、 様々な循環器疾患(心臓・血管の疾患)に対して診療を行っております。
心筋梗塞・不安定狭心症や急性心不全等の緊急性のある疾患も積極的に受入れております。
心臓・血管カテーテル治療には、医師に加え、看護師、臨床工学技士、放射線技師、生理検査技師などの熟練したスタッフで臨み、 安全安心な処置を行っています。心臓・血管カテーテル検査や治療の予約入院は、全国的には2泊3日入院が主流ですが、 当院では1泊2日の短期入院で対応可能です。
心不全での入院に対しては、検査・治療内容はどの時間帯でも・どの医療スタッフが担当したとしても診療の質を落とさず均一化できるように 「心不全診療パス」を導入し治療にあたっています。また、心不全に至った原因を詳しく精査しております。
当院独自の取り組みとして「心不全手帳」を患者さんにお渡ししています。疾患に関する知識や日常生活での注意点を患者さんにも 情報共有していただくことで、心不全の再発防止につとめています。
「循環器内科」「心臓カテーテルセンター」
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 112 15.0 20.6 31.3% 86.0
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 19 16.0 18.4 10.5% 75.9
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 14 8.7 13.0 7.1% 84.5
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 10 9.6 13.1 10.0% 86.2
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 22.8
呼吸器内科では肺炎を主に診療しており、症例数では誤嚥性肺炎が1位となっています。 唾液や食べ物を誤嚥して起こる肺炎で、嚥下機能(飲み込む力)が低下した高齢者に多く見られます。 当院の平均在院日数は全国平均より短く、早期退院が可能です。それを可能にしているのが、下記のような多くの専門職の介入です。
主治医に加え、感染制御チームが積極的にかかわり、抗菌薬の適正使用につとめています。
リハビリ科には6名の言語聴覚士が在籍しており、嚥下障害に対し嚥下評価や嚥下訓練を積極的に行っています。
また管理栄養士の介入により、患者さんの嚥下状態に適した食事を提供しています。
とくに嚥下機能の回復が見込まれる患者さんには、医師・言語聴覚士・管理栄養士の多職種で構成された「摂食嚥下チーム」が介入し、嚥下機能回復をサポートします。
また退院先でも嚥下機能を維持していただくために当院の在宅部門である訪問介護事業所から介護施設へ指導に赴くなど、地域全体で誤嚥性肺炎のリスク を減らす取り組みを行っています。
転院率(他の病院に引き続き入院した割合)は誤嚥性肺炎の方が高い傾向にあります。
これは、嚥下機能低下の一因となる認知症や脳卒中後遺症等の基礎疾患をもった高齢者が誤嚥性肺炎にかかりやすく、 日常的に特別なケアが必要で自宅で生活することが難しい方が多いためです。
「摂食・嚥下障害」
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 44 11.2 13.1 15.9% 80.7
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 37 15.5 20.6 37.8% 84.2
180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 31.2
070510xx99xxxx 痛風、関節の障害(その他) 12.3
100380xxxxxxxx 体液量減少症 10.7
1位の尿路感染症は、寝たきりの高齢者に多く見られる感染症で、尿道に細菌が入り炎症を引き起こす疾患です。
2位の誤嚥性肺炎は、唾液や食べ物を誤嚥して起こる肺炎で、嚥下機能(飲み込む力)が低下した高齢者に多く見られます。
どちらも高齢化が進むにつれて急増している疾患で、繰り返しやすく、重症化して敗血症などを引き起こすこともあります。
尿路感染症の治療については、当院は泌尿器科がないため主に抗生剤投与にて治療を行います。
尿管ステントなど専門的な処置が必要になった際は、地域の泌尿器科と連携しておりますので早期の対応が可能です。
誤嚥性肺炎には、嚥下障害に対し嚥下評価や嚥下訓練を積極的に行っています。
嚥下訓練により、食べるために必要な筋肉を動かしたり刺激させたりして食事による誤嚥リスクの軽減に務めています。
また管理栄養士の介入により、患者さんの嚥下状態に適した食事を提供しています。
医師、感染管理認定看護師など他職種で構成された「感染制御チーム」が積極的にかかわることで、抗菌薬の適正使用につとめています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 21 24 12 1 第8版
大腸癌 14 22 14 18 1 第8版
乳癌 1 第8版
肺癌 16 1 第8版
肝癌 1 第8版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
Stage(病期)とは、がんの進行具合を表すものです。StageⅠからStageⅣへと進むにつれ進行していきます。 現在、日本で罹患数の多い5つのがんのStage別患者数です。(延数)
当院では、早期発見、早期治療に力を入れており、対象患者への便潜血キット配布や内視鏡検査、肺CT検査、健康診断の推進を 行っております。早期がんの場合、内視鏡的治療など低侵襲の治療で根治が期待できます。
StageⅣが多い理由としては、緩和ケア病棟(ホスピス)を有しているためです。
緩和ケアとは、重い病を抱える患者さんや家族の痛み、つらさを和らげ、より豊かな人生を送ることが出来るように支えていくケアのことです。
大切な時間をより良く過ごせるようサポートしています。
嶋田病院は、この地域から進行した胃がん、大腸がん、肺がん、乳がんの患者さんを出さないことを目指して活動しております。
乳がんの検査で使用するマンモグラフィーの装置は、2019年に最新の機械を導入しております。 高精細な画質のため微小な石灰化の形状、腫瘤(しこり)やその他の変部の観察が可能となりました。高性能に加えて痛みも軽減されています。
今年度より、子宮がん検診も始まりました。検査・診察は10分程度、全て女性スタッフが対応いたしますので、安心してご相談ください。
昨今の感染症流行で定期受診や健康診断を見送るケースが見受けられ、癌発見の遅れが懸念されています。 当院では充分な感染症対策を実施してお待ちしておりますので、安心してご来院ください。
小郡市で実施中の「胃がん検診」、「大腸がん検診」も併せてご利用ください。(当院で検査を受けることができます。お問い合わせください。)
「がん対策委員会」
「緩和ケア」
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 12 6.8 59.2
中等症 45 11.6 73.8
重症
超重症
不明
市中肺炎とは、入院中や施設入所中などを除き、通常の社会生活をおくっている人に起こる肺炎のことです。
市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システムを用いています。重症度は5つの因子(年齢、血圧等)の該当数により分類され、 重症度別に適切な治療の場が設定されています。
・軽症:外来治療
・中等症:外来または入院
・重症:入院治療
・超重症:ICU入院
当院に入院された市中肺炎の患者さんは、中等症(外来または入院で治療する)が多くいらっしゃいます。 このような患者さんに対し当院では医師、感染管理認定看護師、薬剤師が積極的にかかわり、 痰の検査(染色、培養、薬剤感受性)結果を基に、炎症の原因になった菌に効果が高い薬剤を選択する等、抗菌薬の適正使用につとめています。
「浦医師」「感染症対策室」  
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 228 38.5 75.1 16.2%
その他 14 66.6 74.3 28.6%
脳梗塞とは、脳を栄養する動脈の閉塞、または狭窄のため脳虚血をきたし、脳組織が壊死または壊死に近い状態になることを言います。
ここでは、脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を見ています。
「発症時期」は発症から「3日以内」の症例と、「その他」にわけて集計しています。「その他」には発症から4日以上が経過している患者さんが分類されています。
当院は脳神経内科の専門医がおり、夜間や休日でも専門的な診断、治療ができる体制を整えているため、発症3日以内の患者さんがほとんどです。
脳梗塞の治療は「タイムイズブレイン」と言われるほど時間との勝負です。脳機能の損失は、時間に関係しています。
発症後4.5時間以内であれば、当院でrt-PA(血栓溶解治療)も可能です。
このような急性期の治療を終えた後、回復期リハビリテーション病棟で日常生活に戻れるようにリハビリを行います。
「脳神経内科」「回復期リハビリテーション病棟」「入院におけるリハビリテーション」
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 54 0.5 4.8 1.9% 63.9
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 48 0.0 1.0 0.0% 71.6
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 28 2.5 3.5 0.0% 82.1
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 19 0.5 3.5 0.0% 41.2
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他) 14 0.2 1.9 0.0% 75.3
1位は胆のう炎等に対し腹腔鏡で胆のうを摘出した手術、2位は鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡手術です。
消化器外科では 「体にやさしく快適な治療」を心がけ、腹腔鏡による手術を標準治療としています。
腹腔鏡は、お腹に数カ所の穴をあけ、そこから手術器具を入れて手術をするものです。
開腹手術に比べて傷が小さいため、患者さんの体の負担も少なく、術後の回復が早いのが最大の特徴です。
当院は、術前・術後日数が全国平均と比較してとても短いです。
入院期間が短いと、患者様にとっては「入院前の生活自立度を落とさず早期に社会復帰できる」というメリットがあります。
現在、当院には4名の消化器外科の医師が勤務しており、医師および手術室スタッフのオンコール体制も整えております。
患者さんにいつでも安心して手術を受けて頂くことが可能です。
「消化器外科」
血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 33 0.0 1.0 0.0% 62.3
K0132 分層植皮術(25cm2以上100cm2未満)
K6172 下肢静脈瘤手術(硬化療法)
K617-2 大伏在静脈抜去術
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
血管外科では、下肢静脈瘤手術を主に行っております。
下肢静脈瘤手術の多くは、レーザーや高周波による血管内焼灼術を行っており、併せて静脈瘤を小さな傷から取り出す切除術を行っています。
皮膚への局所麻酔と静脈麻酔を用いて、麻酔科の医師の管理のもと、痛みの少なく安全な麻酔で手術を受けて頂けます。
日帰り手術を基本としており、2021年度は外来にて180件の下肢静脈瘤手術を実施しました。
(表は入院での実施件数を集計しています。)
「血管外科」
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0461 骨折観血的手術(大腿) 103 1.7 49.1 14.6% 85.5
K0811 人工骨頭挿入術(股) 28 2.0 43.5 21.4% 83.9
K0732 関節内骨折観血的手術(手) 18 0.0 1.8 0.0% 74.2
K0461 骨折観血的手術(上腕)
K0462 骨折観血的手術(下腿っっっっっっっっs)
整形外科では、手術症例数の1位、2位は大腿骨近位部骨折に対して行う手術です。
当院では、受傷後なるべく、短期間で手術が行えるよう努力しています。また、他の診療科と比較すると平均術後日数が長くなっていますが、 これは急性期病棟~回復期病棟を含めた日数のためです。大腿骨近位部骨折では術後3週間程度で回復期リハビリテーション病棟に転棟します。
当院の回復期リハビリテーション病棟では、多職種が1つのチームとなって連携し、患者さんの「日常生活能力の向上」を支援します。
患者さんが一日も早く元の生活に戻れるよう、集中的なリハビリテーションを提供しています。
また当院では、骨折予防を目的として、骨粗鬆症の検査・治療にも取り組んでおり、骨粗鬆症が指摘される患者さんには早期に介入し必要な治療を開始しております。

脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 16 43.0 28.8 68.8% 82.2
K0811 人工骨頭挿入術(股)
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
K386 気管切開術
K0461 骨折観血的手術(大腿)
脳神経内科では、胃瘻造設術が最も多く行われています。これは、嚥下能力(食べ物や水を飲みこむ力)が低下し、 口から食事が摂れなくなった場合、胃に食事を入れる穴を開け、直接胃から栄養をとる方法です。
胃瘻造設を希望する患者さんには事前に嚥下機能評価を行い、医師含む多職種によるカンファレンスで、胃瘻造設の必要性を充分に検討いたします。
脳梗塞やパーキンソン病など、神経内科の疾患から嚥下障害を起こすことが多いためです。外来で嚥下の専門外来も行っています。
「脳神経内科」「摂食・嚥下障害」「嚥下外来」
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K654 内視鏡的消化管止血術 25 0.8 8.1 16.0% 79.6
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 20 0.0 4.8 0.0% 72.1
K722 小腸結腸内視鏡的止血術
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上)
1位、3位は胃十二指腸や大腸からの出血に対し、内視鏡で止血した手術です。
2位は胃癌の内視鏡的切除術、4位5位は大腸ポリープを内視鏡で切除する手術です。
いずれも内視鏡で行う手術です。鎮静剤を使用し、眠った状態での検査が可能で、患者さんの苦痛を少しでも和らげるよう努めています。
当院の内視鏡センターには、4つの検査室、8床のリカバリー室(検査後の観察室)、待合室、最新の拡大内視鏡等を設置しており、 多くの方に検査や治療を受けて頂ける態勢を整えています。

「消化器内科」「内視鏡センター」
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 37 0.9 2.5 5.4% 73.2
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 16 3.6 8.8 12.5% 84.6
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞)
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他)
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症)
経皮的冠動脈ステント留置術は、血管の内側に薬剤溶出性ステント(金属のチューブ)を留置する手術です。
経皮的冠動脈形成術は、狭窄した冠動脈を内側からバルーンカテーテルで拡張する手術です。
また、閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療も行っております。
心臓・血管カテーテル治療は、腕や脚の血管から心臓や目的とする部位まで管を通して病変を治療し、 体への負担が少なく短期間で退院することができます。
ペースメーカー移植術は、心臓の電気の流れが悪くなった場合に行う手術です。

「循環器内科」「心臓カテーテルセンター」
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 22 0.7%
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 17 0.5%
異なる
こちらの指標は、2021年度に退院した患者さんのうち、主に治療をした疾患が    1.播種性血管内凝固症候群、2.敗血症、3.その他の真菌感染症、4.手術・処置等の合併症      である患者さんの件数と、発生率を表しています。
「同一」とは入院した時からこの状態だったもの、 「異なる」とは入院した後にこの状態になった事を表しています。
臨床上、ゼロにすることはできませんが、医療の質の改善のため、入院後に重篤な状態になることは少しでも減らしていかなければなりません。
 当院には、医療の質改善に取り組むTQM(Total Quality Management)委員会があります。
病院長、医療安全管理、感染管理、褥瘡管理、栄養管理、クリニカル・パスの各担当者が中心となり、病院全体の質改善活動を中心的に行っています。
【疾患について】
播種性血管内凝固症候群
•様々な基礎疾患が原因で、血液の凝固反応が活性化し、全身の毛細血管に血のかたまり(血栓)が多発します。
•その血栓によって血流に障害が生じ、腎臓や肺、脳などの多くの臓器に障害が起き、組織が壊死します。進行すると、多臓器不全で死に至る危険性もあります。
敗血症
•感染を引き金とした全身性炎症反応症候群です。血流に入った病原体(主に細菌)が免疫によって排除できず、全身に炎症が広がります。
その他の真菌感染症
•真菌というのは、酵母やカビと言われるものです。これらは小さな胞子をまき散らし、繁殖します。
•薬や病気による免疫機能低下があると、重症化することがあります。
手術・処置等の合併症
•手術や検査、処置が原因となって、起こる病気の事です。
•合併症というのは、必ず起こるわけでもありませんが、どんな手術、処置でも起こる可能性はあります。
更新履歴
2022.9.28
2021年度病院情報の公表を公開