
周辺地域の消化器がん「0」を目指して
内視鏡は近年急速に進歩し、早期の胃がん、大腸がんなどはお腹を切る手術をしなくても内視鏡で治療することが可能になりました。当院では常に最新の内視鏡機器を揃え、胃腸や肝臓・胆のう・膵臓の病気に対する内視鏡診断や治療に積極的に取り組んでいます。
内視鏡検査件数
苦痛を感じないように鎮静剤による麻酔を使用し、
年間4,000例近い検査や治療を行っています。

検査後は、定期的なお知らせをしています



大腸がんは日本人に
非常に多いがんです
日本のがん患者数は57万人(男性32.5万人、女性24.4万人)で、男性で多い部位は胃、大腸、肺など、女性で多い部位は大腸、乳房、胃などです。(※平成20年版厚生労働白書より)
当院では、“周辺地域の大腸がんの患者さんゼロ”を目標にして取り組んでおります。症状のないうちに受けることで早期発見、早期治療につながり、治療の成果がより見込める、内視鏡検査をおすすめしています。

内視鏡センター長
橋口 一利より
定期的な検査で早期に見つかれば、おなかを切らずに治療できますので、皆さまには1年に1回の内視鏡検査をおすすめしています。また、胃腸に限らず、肝臓、胆のう、膵臓などのほとんどの消化器疾患の治療が可能ですので、ご相談ください。自分としては、患者さん話を聞いて、納得のいく医療を提供したいと思っています。
検査の方法
上部内視鏡検査(胃カメラ)
食道・胃・十二指腸を直接観察するために、口または鼻からスコープを挿入します。
(当院で使用するスコープは直径9㎜程度とかなり細く、 患者さんの希望により鎮静剤を注射してから検査を行います。
検査は電子内視鏡を使用しています。病変部の様子が細かく分かり、モニターテレビで患者さん自身が病変を見ることも出来ます。内視鏡検査では、出血や炎症、潰瘍、腫瘍の有無を肉眼で調べることが出来るため、早期に病気を発見することが出来ます。
下部内視鏡検査 (大腸カメラ)
この検査は肛門からファイバースコープを挿入して、大腸粘膜を直接観察し、異常の有無を調べる検査です。 (当院では、胃カメラ同様患者さんが楽に検査を受けられるように、患者さんの希望により、鎮静剤を注射してから検査を行います。)
検査の流れ
大腸の中にたまっている便を出してもらわなければなりません。そのために前日から検査食を食べ、当日は下剤を飲んでいただきます。
便がきれいになってから検査を始めます。ベッドで看護師が注射を打ち、ボーっとした状態でファイバースコープを肛門から挿入し、検査を行っていきます。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP)
十二指腸内視鏡を用いて膵管・胆管を造影する検査です。膵疾患、胆道系疾患、肝疾患に対して行います。
超音波内視鏡検査 (EUS)
先端に超音波振動子がついた内視鏡を口から胃・十二指腸に挿入し、胆嚢、胆管、膵臓を観察するものです。対外式の超音波検査ではよく観察できない場所や、病変のより鮮明な画像を得るために行います。
治療について
消化器内視鏡専門医による内視鏡的治療としてポリ-プ切除や粘膜切除・粘膜剥離など早期癌に対して低侵襲での治療をおこなっています。
特に、逆流性食道炎、胃・食道静脈瘤、消化管機能障害、小腸疾患、炎症性腸疾患などに関しては 先進的な検査や治療を取り入れています。

内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)
内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)
内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)とは十二指腸スコープを使って、膵管の出口を切り開く治療です。内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)とは内視鏡下にバルーンを使用して乳頭開口部を拡張する治療です。胆道が閉塞して起こる黄疸を軽減したり、総胆管結石の治療時に施行されます。
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)とは、早期がんに対して行われる内視鏡的療法です。EMRでは一度に切除できる範囲が限られていますが、ESDは、粘膜下層に薬剤を注入して、専用の器具で病変とその周囲の粘膜下層からはがすように切り取ります。高度な技術を要しますが、組織をまとめてはがすために取り残しが少なくなります。ESDで病変を一括切除することで、詳細な病理学的検討が可能となり、病理検査の際にも役立つとされています。


























