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医療法人社団シマダ 嶋田病院

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経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)について/消化器病について

近年、栄養療法として経腸栄養が重要視され
PEGが急速に増加してきています。

近年、栄養療法として経腸栄養が重要視され、PEGが急速に増加してきています。
経腸栄養の簡便な手法として、経鼻胃管がおこなわれますが、胃管留置に伴う不快感、家族の嫌悪感、あるいは嚥下性肺炎のリスクなど、デメリットがあるのも事実です。
長期に胃管留置が予想される場合、あるいは経口摂取の見込みがうすい場合は、早期にPEGを導入しています。
下記に過去5年間に施行されたPEGの臨床的検討を示します。
合併症は、瘻孔周囲炎が6.6%、PEG後肺炎が16.0%でPEG手技よる偶発症はありません。
この数年では、年間約100例前後のPEGを行っておりますが、重大な合併症はおこっていません。

症例 男性104例 女性108例 計212例
年齢(歳) 79.2±12.3(17~98歳)
PEG紹介 104/212(49.1%)
PEGまでの絶食期間(日)
11.2±28.6 紹介有
19.1±38.6
紹介無 3.58±8.0

絶食期間(日)とPEG後肺炎との関連

絶食期間が長いということは、末梢あるいは中心静脈栄養(口からの栄養ではなく、点滴からの栄養)の期間が長いことを意味していますが、検討の結果からはPEG後肺炎との相関はみられませんでした。
しかし、経鼻胃管留置後に肺炎を発症した患者さんは、PEGまでの入院期間が有意に長い結果となり、いかにPEG適応を早期に判断するかが重要です。

経鼻経管栄養時の肺炎の有無とPEGまでの入院期間との関係

当院では、全例胃壁固定をおこなわず、Pull法にて行っています。
また、口腔内細菌の胃壁への運搬による瘻孔周囲炎を予防するために、オーバーチューブを使用しています。
この手技で、安全に経済的にも安価な胃瘻造設を行っています。

胃瘻造設後、栄養剤逆流による嚥下性肺炎のリスクが高い場合は、NST(栄養サポートチーム)が積極的に介入して半固形物などに形態を変更したり、投与回数を増やしたりと工夫をして合併症の予防をしています。 それでも逆流が防げない場合は、胃瘻から空腸までカテーテルを入れるPEG-Jに変更します。

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