会長・病院長挨拶/法人理念
会長からのごあいさつ

嶋田病院は昭和37年にこの小郡の地に開業して以来、創始者、嶋田國重先生の「救急医療は病院の使命」との考えのもと、「24時間、365日診療体制」を築き続け、「困った人がいればまず手を差しのべる」をモットーとして地域医療に向き合ってきました。さらには創始者の「社会がいかに変わろうとも医療にかせられた使命は変わらない」という教えがありますが、まさに高齢化社会となり、医療には従来の「治す」だけでなく「支える」ことも求められる時代となりました。嶋田病院では今年度より従来の「地域連携室」を「地域医療ケアサポートセンター」と名称を変更するとともに、高齢化することによって身体機能が低下し、これからの生活、療養について不安を持っておられる方々やその家族の方々に適切な助言や支援ができる体制を作りました。これからの時代は、通院が困難な方も「入院」をするのではなく、医療者が在宅へ行き、住民の方々はできる限り自分が住み慣れた場所で暮らすことができる在宅医療の範囲が広がる時代にならなければならないと考えています。高齢者の救急に対応する病院には疾病の対応だけでなく治療後の療養についても支援できる体制作りをすることが重要となります。嶋田病院はこれからも時代の変化とともに常に地域住民の方々の要望に応えていける病院を目指して行きます。
会長
島田 昇二郎
病院長からのごあいさつ

2025年4月1日より、嶋田病院の院長に就任いたしました島田幸典と申します。
私は、嶋田病院創業者である祖父 嶋田國重と、父 島田昇二郎会長の影響を受け、外科医として久留米大学病院で研鑽を積んでまいりました。久留米大学病院では、腹部手術の研鑽を積み、患者様の治療に携わってまいりました。2017年からは嶋田病院に勤務し、外科医としてよりも、救急の現場で診療する時間が長くなっておりました。嶋田病院では大学病院では経験したことがない事例も多く、救急医療の場を通して地域医療の重要性を改めて認識いたしました。
嶋田病院は1962年に祖父 嶋田國重が創立したのが始まりです。開設当時、患者さんの多くは農業に従事されており、忙しい仕事の合間を縫って遠慮がちに受診される姿を見た祖父は、「病気に盆も正月もない」と、地域の救急医療の充実に強い想いを抱いておりました。その後、父 島田昇二郎や西村一宣前院長がその想いを継承し、病院の機能を発展させ、健診センターや在宅医療にも広げていくこととなりました。消化器疾患、脳卒中、整形外科疾患、糖尿病を中心に多岐にわたる疾患に対し、地域の中核として近隣の診療所の先生方とも連携し、これからも注力してまいります。
これから2040年に向けて、高齢者に多い心不全や肺炎、脳卒中、骨折などで救急搬送される方が増加すると予想されます。また、高齢夫婦や一人暮らしの方も多く、認知症や加齢に伴う身体機能の低下によって、生活自体が困難になる方がさらに増えると予想されています。このような方々を地域でどのように支え合うかを、私たち地域医療を担う者は真剣に考えていかなければなりません。行政を含め、地域の医療機関とも話し合いの場を設け、協議を進めていくことが求められています。
解決すべき問題は多く、どれも容易ではありませんが、これらの問題に真摯に向き合い、最善の医療を提供し、地域と共生する病院としてこれからも歩んでまいります。祖父が掲げた「病気に盆も正月もない」という精神を受け継ぎ、24時間365日、地域の皆様に安心を提供できる救急医療体制をさらに強化してまいります。また、父と前院長が築き上げてきた健診センターや在宅医療の充実にも力を入れ、地域の皆様の健康寿命延伸に貢献したいと考えております。
これからも地域の皆様に健康と安心を感じていただけるよう、職員一同、全力を尽くしてまいります。何かお困りのことがございましたら、遠慮なくご相談ください。皆様と共に、より良い地域医療を築いていきたいと願っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
病院長
島田 幸典
法人理念
医療、介護、全人的ケアを通じて地域とつながり、私たちがかかわるすべての人たちが安心と満足と幸せを感じる組織であり続けます。
ビジョン
私たちは、救急・急性期医療と専門医療、予防医学、介護とケア、地域との連携により、良質なサービスを切れ目なく提供します。
私たちは、地域の方々が安心して自分らしく暮らしていけるよう、治し癒し支える社会を創ります。
私たちは、かかわる人たちすべてが満足と幸せを感じ、私たち自身も夢を持ち輝ける組織になります。
ロゴマーク

右側は嶋田病院のSをモチ-フに
左側にホスピタリティの意味を込めてハ-トの形を添えています
全体で羽ばたく翼をイメ-ジしています