救急告示・地域医療支援病院
在宅療養支援病院

会長・病院長挨拶/法人理念

会長からのごあいさつ

会長からのご挨拶

 今年の桜は、各地の入学式、入職式を待っていてくれたように4 月のはじめに満開となりました。嶋田病院においても4月1日、29名の新入職員を迎えて入職式を行いました。特筆すべき嬉しいことは、長年にわたり待ち望んでいた整形外科チームが福岡大学整形外科教室から派遣していただけるようになり、これからの高齢化社会で増加すると思われる整形疾患の患者さんに対して今まで以上の診療体制が整えられると期待しています。一方、少子化、就労人口が減る中、嶋田病院においても僅かながらですが職員数は減ってきています。そしてそれに変わるIT化、医療DXが積極的に取り入れられています。内視鏡センターにおいては、健診部門を中心にAI機能を備え診断能力の向上を図る内視鏡システムを導入しました。医師や看護師の患者要約をAIによって短時間に作成するシステムも現在、最終的な調整段階にあり飛躍的にスタッフの業務量改善が図れるようになると思われます。また、入院病床においてはベッドに取り付けられたセンサーによって患者さんの様々な情報を連続的にモニターできるシステム導入を検討しています。さらには、嶋田病院を中心に地域の医療施設、介護施設などともネットワークを介して患者さん情報を共有できるシステムの構築を進めています。まだまだIT化、医療DXの推進は開発段階ですがこれらのものは想像以上の可能性を秘めており、今後の医療、介護の世界においてさらなる質の向上、安心をもたらしてくれると確信しています。
 さて昨年度まで院長をしていただいていた西村一宣先生は、新年度より診療統括部長として今後も引き続き嶋田病院の運営に携わっていただきます。西村先生が院長になられてすぐに新型コロナウイルス感染症が発生し、世界中が大混乱となりました。嶋田病院も発生当初はウイルスのはっきりした正体もわからず不安な中、西村先生は先頭に立って帰国者接触者外来、発熱外来を立ち上げ、ワクチン接種体制の確立、更にはコロナ患者の入院受け入れも行い、地域医療を守り地域住民の方々の安心を守り通していただきました。この未曾有のコロナ禍の中でこの地域において大きな問題も起こらず、地域の医療従事者の方々と共に医療提供体制が維持できたのはひとえに西村先生の指導力のおかげだと感謝しています。嶋田病院は今年度より新しい管理者のもと新体制となりますが、これからも地域の方々の安心を守り抜く医療、介護を展開してくれるものと信じています。

会長
島田 昇二郎


病院長からのごあいさつ

病院長からのご挨拶

 2025年4月1日より、嶋田病院の院長に就任いたしました島田幸典と申します。
 私は、嶋田病院創業者である祖父 嶋田國重と、父 島田昇二郎会長の影響を受け、外科医として久留米大学病院で研鑽を積んでまいりました。久留米大学病院では、腹部手術の研鑽を積み、患者様の治療に携わってまいりました。2017年からは嶋田病院に勤務し、外科医としてよりも、救急の現場で診療する時間が長くなっておりました。嶋田病院では大学病院では経験したことがない事例も多く、救急医療の場を通して地域医療の重要性を改めて認識いたしました。
 嶋田病院は1962年に祖父 嶋田國重が創立したのが始まりです。開設当時、患者さんの多くは農業に従事されており、忙しい仕事の合間を縫って遠慮がちに受診される姿を見た祖父は、「病気に盆も正月もない」と、地域の救急医療の充実に強い想いを抱いておりました。その後、父 島田昇二郎や西村一宣前院長がその想いを継承し、病院の機能を発展させ、健診センターや在宅医療にも広げていくこととなりました。消化器疾患、脳卒中、整形外科疾患、糖尿病を中心に多岐にわたる疾患に対し、地域の中核として近隣の診療所の先生方とも連携し、これからも注力してまいります。
 これから2040年に向けて、高齢者に多い心不全や肺炎、脳卒中、骨折などで救急搬送される方が増加すると予想されます。また、高齢夫婦や一人暮らしの方も多く、認知症や加齢に伴う身体機能の低下によって、生活自体が困難になる方がさらに増えると予想されています。このような方々を地域でどのように支え合うかを、私たち地域医療を担う者は真剣に考えていかなければなりません。行政を含め、地域の医療機関とも話し合いの場を設け、協議を進めていくことが求められています。
 解決すべき問題は多く、どれも容易ではありませんが、これらの問題に真摯に向き合い、最善の医療を提供し、地域と共生する病院としてこれからも歩んでまいります。祖父が掲げた「病気に盆も正月もない」という精神を受け継ぎ、24時間365日、地域の皆様に安心を提供できる救急医療体制をさらに強化してまいります。また、父と前院長が築き上げてきた健診センターや在宅医療の充実にも力を入れ、地域の皆様の健康寿命延伸に貢献したいと考えております。
 これからも地域の皆様に健康と安心を感じていただけるよう、職員一同、全力を尽くしてまいります。何かお困りのことがございましたら、遠慮なくご相談ください。皆様と共に、より良い地域医療を築いていきたいと願っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

病院長
島田 幸典


法人理念

医療、介護、全人的ケアを通じて地域とつながり、私たちがかかわるすべての人たちが安心と満足と幸せを感じる組織であり続けます。

ビジョン

私たちは、救急・急性期医療と専門医療、予防医学、介護とケア、地域との連携により、良質なサービスを切れ目なく提供します。

私たちは、地域の方々が安心して自分らしく暮らしていけるよう、治し癒し支える社会を創ります。

私たちは、かかわる人たちすべてが満足と幸せを感じ、私たち自身も夢を持ち輝ける組織になります。

ロゴマーク

ロゴマーク

右側は嶋田病院のSをモチ-フに
左側にホスピタリティの意味を込めてハ-トの形を添えています
全体で羽ばたく翼をイメ-ジしています

外来受付時間
月〜土 9:00〜11:30
診療時間
平日 9:00〜17:00
土曜 9:00〜12:00
※日曜・祝日は休診日
※外来予約の変更は14時〜17時まで
救急外来24時間365日
救急外来について
入院患者 面会時間
14:00~16:30(1組30分程度)
※面会の際は事前にご予約をお願いいたします。
交通アクセス
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平日 9:00〜17:00
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